- 積る
- つもる【積(も)る】(1)上から降ってきた細かな物が積み重なって一面にたまる。
「雪が屋根に~・る」「書棚の上にほこりが~・っている」
(2)(形のないものが)たまる。「~・る話に夜のふけるのも忘れた」「~・る恨みを晴らす」
(3)ある状態のままで年月が経過する。「ここら契りかはして~・りぬる年月のほどを/源氏(松風)」
(4)数量を推算する。 見積もる。「女郎の身にして十年勤むるうちの損は何ほどか~・り難し/浮世草子・好色盛衰記 1」
(5)推量する。「『まあよく~・つてもみなんし。 初回(シヨケエ)からあられもないことを申』/洒落本・駅舎三友」
(6)見くびってだます。 一杯くわす。「~・られた, だまされた/浄瑠璃・薩摩歌」
(7)酒宴で, この酌かぎりで酒を終わりにする。 おつもりにする。「盃の手もとへ夜の雪の酒~・る~・るといひながらのむ/徳和歌後万載集」
〔「積む」に対する自動詞〕
Japanese explanatory dictionaries. 2013.